人と約束をするのが、あまり得意ではありません。
なかでも苦手なのが「あいてる日を教えて」と言われることです。
親切な言い方なのに、なぜか身構えてしまいます。
だいたい「確認してみるね」と言って、いったん持ち帰ります。でも持ち帰ったところで、結局は自分で日を出さないといけません。
そして、なぜかそういう日に限って何か起きる気がします。
外せない用事が後から入ってきたり、その日だけ頭痛がひどかったり、体調を崩したり。
断るときの申し訳なさは、けっこうなものです。そして断ること自体にも、エネルギーを使います。
だからでしょうか。
相手のほうからキャンセルの連絡が来ると、私は少しホッとしてしまいます。
会いたくないわけではありません。その人が嫌いなわけでもない。
ただ、気を使う予定がひとつ減った。そして、次に私が断るときのハードルも下がった。
書いていて、なかなかひどいなと思いました。
でも、キャンセルの連絡って、たいてい長いんです。
前の日から調子が悪かったこと。寝れば治ると思ったこと。それでも治らなかったこと。家のことでバタバタしていたとか、仕事には行けたけれどつらかったとか。
理由がていねいに書いてあって、絵文字まで付いている。
それを読むたびに思います。この人も、ずいぶんエネルギーを使ったんだろうな、と。
みんな、同じところで消耗しているのかもしれません。
そう思っても、「あいてる日ある?」と聞かれると、少しだけ身構えます。
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