娘をまだ自転車のうしろに乗せていた、ある日のことです。
習い事の日でしたが、雨が降っていたので、今日はやめようかと思っていました。
ところが、出る直前に雨がやんだので、「これなら行けそう」と思い、自転車で出かけることにしたのです。
いつものように自転車をこぎ、点字ブロックをまたいで曲がろうとした、その瞬間。
タイヤが滑って、派手に転びました。
うしろには、娘が乗っています。
あわてて声をかけると、娘はこう答えました。
「大丈夫! どこも痛くない!」
本当にどこにもケガはありませんでした。私も足をぶつけましたが、少し痛かっただけ。近くに歩行者もいなかったので、誰にも迷惑をかけずに済みました。
今思い返しても、本当に運がよかったです。
雨がやんでいたので、もう大丈夫だと思っていたのですが、道路は想像以上に滑りやすくなっていました。
特に点字ブロックは、あの凹凸のせいなのか、つるりと滑ります。濡れた路面は、それだけで危ないのですね。
あの日以来、雨上がりの点字ブロックを見るたびに、自然とスピードを落とすようになりました。

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