1年ぶりに会った先生が、小さくなっていました

年に1回、乳腺外科で検査を受けています。

嚢胞と線維腺腫があって、良性のものだそうですが、変化がないかを見てもらうためです。もう10年くらい、同じ病院に通っています。

先日がその日でした。

検査の前に、先生の診察があります。診察室に入って、驚きました。

先生が、全体的に小さくなっていたんです。

顔も体もひと回り細くなったように見えて、1年前とは別の人のようでした。

去年までは、ハキハキしていて、ちょっと豪快な人でした。触診をしながら「ここにあるね」と教えてくれて、私が「大丈夫ですかね」と聞くと、「うん、これは前からあるやつだね」と返ってくる。そんなやりとりがありました。

でも今回は、カルテを見ているだけでした。

触診もなく、先生とは会話といった会話もないまま、看護師さんに「はい、いいですよ。お待ちください」と言われて、診察室を出ました。

ショックでした。

あとから気がついたこともあります。検査の予約はいつも午前中だったのに、今回は午後でした。診療日も減っていて、新しい患者さんは受け付けていない、とも書いてありました。

先生の様子と関係があるのかは、私にはわかりません。

先生のことが心配です。でも正直に言うと、自分のことも心配になりました。

10年分のデータが、全部あそこにあります。これまでは毎年、異常なしでした。この検査は、去年と比べてどうか、その前と比べてどうかを見てもらうものです。もしこの病院がなくなったら、私はどうなるんだろう、と。

先生を心配しながら、自分の心配もしている。

そして、こういうことは身近な人にも起こるんだろうな、と思いました。親にも、周りの人にも。1年会わないうちに、こんなふうに変わってしまうことがあるんだ。

うちの親には、まだまだ元気でいてほしいです。

検査の結果は2週間後です。

そのとき、また先生に会います。

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